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「日本酒の会」に参加しました。

日本酒の会とは…

久保さんが定期的に主催されている会で、日本酒とお食事をいただくスタイルに加えて酒造会社の方や、卸会社の方から直接お酒の説明をしていただきながら楽しめる、今よりもっと日本酒のことを知ることができる会です。

今回は2022/7/30、午後6時から始まりました。

今回は、せんせー(Cavy Craft代表)の紹介で参加させてもらいました。
イラストはトミーが描いてくれています。
美味しいイラストとともにお楽しみください。

せんせーと久保さんはビジネスの域を超えた仲良しさんだと私は思っています(笑)

今回は栃木県さくら市にある酒造会社
株式会社 せんきんのお酒で進んでいきます。

せんきんさんの酒造りのコンセプト

せんきんさんの酒造りのコンセプトは、原料米を蔵の仕込み水と同じ水脈上にある田んぼから収穫するドメーヌ化(※1)を実現し、土地の風土を生かしたテロワール(※2)重視だということです。
地元、さくら市産の酒米(山田錦・亀の尾・雄町)のみ、お米を育んだ「水」は酒を醸す「仕込水」と同じで酒造りをしておられます。

※1  フランスのワイン用語で自社畑のブドウを使用し、自社内で製造・瓶詰まで一貫して行う製造者を指す言葉。
※2 地域産の米を使用することに価値を見出し、こだわって使用し製造した日本酒(清酒)

会の始まりは画面越しでのあいさつ

いつもは酒蔵の方のご挨拶から会が始まるのですが、
残念ながら今回は現地参加ではなくリモートでの参加でしたので、
ディスプレイ越しに挨拶を聞かせていただきました。

もともとソムリエ講師だった蔵元の薄井さんが醸す日本酒への想い、醸造方法などを聞き、ワインのような感じなの?ドメーヌって?テロワールって?など…
今から試飲させていただくお酒のボトルが目の前に並ぶ中、早く飲んでみたい!!とワクワクが加速していきます。

オープンキッチンからお料理を調理、盛り付けされる久保さんの手際に目が行きます。

1酒目 シードル(りんごのお酒)

栃木県産のリンゴを使用し、リンゴの果汁には手を加えず一次発酵させたナチュラルなシードル。
酸化防止剤も最小限のみ使用。発酵が始まると味の修正が難しく、日本のリンゴは甘みが強く酸味が弱いので、芳醇なボディを作るのがとても困難だったようです。

微発砲が心地よく、りんごの果汁感、酸味を感じれる軽やかな一杯。
甘みよりも酸味を強く感じられさっぱりとした味わいでとても美味しかったです。

「シードルってお食事のどの場面で飲むのが良いんだろう?」と話してたのですが、
このさっぱり感、私は始まりにぴったりじゃない?!と思いました。

1食目 ヒイカの酢味噌和え

ちょうどよい塩梅でボイルされたうすいピンク色のヒイカに酢味噌がかかった一品。
えのきとワカメと赤カブを添えて。暑い夏に涼やかな爽やかな見た目のお皿が目の前に。

その隣にはシードル。
「絶対良いコンビやん」心の中で私がつぶやきます。

結果相性抜群、中が詰まったヒイカは噛むと柔らかく(コレが良かった)クセがないので酢味噌と絡まってさっぱりと美味。

そのお食事と楽しむシードルは小さな泡が口の中でシュワっと弾け
「そう思っていたよ、良いコンビ」と一杯目、一食目を終えました。

2酒目 KABUTOMUSHI2022

無濾過の生原酒、栃木県さくら市産山田錦を原料にしたお酒。

甘みとまろやかさが口の中に広がり微かな発砲を感じられる軽やかなお酒です。

2食目 牡蠣酢

牡蠣酢は限りなくレアに仕上がったぽってりした牡蠣と大根おろし・えのき・小口のネギが添えられた一品。口の中に入れた瞬間「おいしーい」牡蠣の旨味がたまりません。

もっと、もっと、と欲望が止まらなくなりそうなところを何とか制止。

次に進みます。

3酒目 亀の尾2022

栃木県さくら市産山田錦を麹米に、栃木県さくら市産亀ノ尾を掛米に使用して生モト仕込みで造られたお酒を上槽後に早期の火入れ処理(瓶火入れ)を行ってから出荷されるお酒

口に含むと甘い果実のような味わいのあとにまろやかな酸味を感じられました。
飲み終えた後は口の中いっぱいにふわぁっと甘みが残ります。

3食目 金目鯛の煮つけ

食べても、食べても、まだ食べれちゃう。

半顔で出された金目鯛は顔の骨だけ残して完食。
目玉のとぅるんも堪能し非常に美味しかったです。
お魚の煮つけに日本酒は相性良いですね、ちびちびとやりたい、そんな組み合わせでした。

4酒目 モダン仙禽 亀ノ尾 無濾過原酒

栃木県さくら市産の「亀ノ尾」と「山田錦」を原料米に使用して造られたお酒

ワインのような芳醇な味わいで口の中に豊かな香りが広がりました。
洋食にはこちらかなと思います。

5酒目 クラシック仙禽 無垢 2022生もと無濾過原酒

栃木県さくら市産の「山田錦」を原料米に使用して生モト仕込みで造られたお酒を上槽後に早期の火入れ処理(瓶火入れ)を行って出荷されるお酒

今回いただいたお酒の中で一番クリアで軽い飲み口でした。

4食目 鶏肉の中にキノコを入れ固めた創作一品

口の中に入れた瞬間、ほどける食感。
お料理の上にまぶされたトリュフ塩の香りが口の中に広がり、鶏肉・きのこ(しめじ・まいたけ・えのき)の旨味と香りが調和し混ざり合う心地よい一品でした。

6酒目 クラシック仙禽 雄町 2022生もと無濾過原酒

栃木県さくら市産の『山田錦』を麹米に栃木県さくら市産の『雄町』を掛米に使用して生モト仕込みで造られたお酒を上槽後に早期の火入れ処理(瓶火入れ)を行って出荷されるお酒

飲み口は非常にスッキリしており、口に含むと甘みとフレッシュな果実の香りが広がります。

5品目 久保さん流たこ焼き

たこ焼き??!!と思いながら目の前に出されたのは、
小さめのみかんほどの大きさのお饅頭のような揚げ物。
細かく切られたタコと玉ねぎ、しょうが、山芋が混ざった生地を揚げ特製ソースがかかります。
ソースがかかることでたこ焼き感が増すんですが、素のままでも美味しい!

こってりしたソースにスッキリとした雄町がグッドな相性でした。

6品目 米粉コッペパンの鰺フライサンド

「米粉のパンを(お料理に)使いたかったんです」と久保さんが提供してくださるときにお話されていたサンドは、白いコッペパンに鰺フライとかぼすマヨ、青ネギがサンドされたシンプルな一品。
鰺フライにかぼすがよく合う!!

お料理も〆に近づきさっぱりといただけて大満足な中、
〆のスープで会の終了です。

7品目 〆の魚のだし汁

なんという幸福感。魚の出汁と旨味が口の中にいっぱい広がり美味しい一杯。
このお汁で〆れて本当に最高でした。

会を終えて

参加された方々が、お酒の説明を聞いて頷かれたり、参加者さん同士で情報交換されたり、お食事が出されて「うわぁ」と思わず声が出てしまったり、各々の会話を楽しんで会が進みました。

カウンターに座って参加させてもらいましたが、久保さんの手際を見ながら「美味しい」しか言ってなかったと思います(笑)

参加はどなたでも可能ですので、興味がある方は次回の会ご参加ください!
お酒お料理ともにとっても美味しかったです、ごちそうさまでした!!

日本酒が好きな方はぜひご参加ください!

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